クローン家畜食品についての公開質問状(再質問)

08FSCW第12号
2008年6月4日
厚生労働大臣  舛添 要一様
農林水産大臣  若林 正俊様
食の安全・監視市民委員会
代表  神山 美智子
東京都新宿区西早稲田1-9-19-207
NPO法人日本消費者連盟気付
Tel 03-5155-4765 Tel 03-5155-4767

クローン家畜食品についての公開質問状(再質問)
 4月1日付08FSCW第1号(厚生労働大臣宛)及び第2号(農林水産大臣宛)「クローン家畜食品についての公開質問状」を提出しまして回答をお願いしましたが、文書回答は断られました。
その理由は、5月19日開催の厚生労働省・農林水産省主催「体細胞クローン家畜由来食品に関する説明会」で、会場質問として受けて回答するということでした。
ここに、第1号の公開質問状の前文を再録します。
米国FDAが、今年1月15日に、クローン家畜食品について「安全」だとする報告書を出し、米国では牛肉などとなって流通する可能性が出ています。日本でも、厚生労働省が食品安全委員会に諮るため、消費者団体に対する説明会がもたれました。
しかし、体細胞クローン技術は、死産や奇形などの異常が多いなど、多数の問題点が指摘されています。しかもその原因は不明のままです。仮に少数の健康に生まれた牛の肉やミルクであるとしても、そのような食品に対して、消費者は疑問や強い抵抗感をもっています。
私たちは、クローン家畜を食品として承認するには、まだ問題点が多く、早いと考えます。その問題点に対して貴省の考えをお聞きしたいと思います。ご多忙とは存じますが、4月21日までにお答えください。

以上ですが、この後にあげました質問項目は、9項目ありました。
全てに納得のいく回答があったのではありませんが、特に、私たちが知りたい項目である、「8、 なお、農林水産技術会議資料によれば、受精卵クローン牛385頭、食肉として処理されたことが確認された頭数314頭、不明63頭となっています。この不明牛とは何ですか。どのように処理されたと推定されていますか。」については、ここに再質問をしますので、6月13日までに、文書でお答えください。

以上