食品事業者によるいわゆる触法行為等の相談件数の実態について情報開示のお願い

21FSCW6号
2021年11月19日

消費者庁長官 伊藤 明子 様

食の安全・監視市民委員会
代表・神山美智子
(公印省略)

食品事業者によるいわゆる触法行為等の相談件数の実態について情報開示のお願い

食の安全・監視市民委員会は、食の安全問題を調査し、政府や事業者等に様々な意見・要望等を行うことを目的として2003年に設立された市民・消費者団体です。
2013年、社会問題化したいわゆる食材のメニュー表示偽装問題以降、不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)の改正が実施されたにもかかわらず、2021年10月19日、一部報道で、東京都及び神奈川県内に展開する飲食店が、食材誤表示に関するお詫びを発表したと報じられています(別紙1)。
また、食品事業者が発表したお詫び文には、「消費者庁への申告も致しました。」との記載がされていました。(別紙2)そこで、消費者権利の確立の観点から、食の安全問題を調査・研究している当会としまして、以下の点について、情報開示および質問への回答を求めます。回答は12月3日までに書面またはメール添付でお願いします。

1. 消費者庁に対する、食品表示に違反したことなど、食品事業者からのいわゆる触法行為に関する自主申告や相談件数は、年間何件なのでしょうか。公表可能な場合は、2010年から2020年までの年間相談件数を教えてください。

2. 食品事業者からのいわゆる自首があった場合、景表法の措置命令など、消費者庁による行政の執行に何らかの影響は与えることはあるのでしょうか。

3. 消費者庁公式サイトにおいて、執行状況の項目があるかと思われますが、景表法に関する事業者からの相談件数及び食品事業者からの触法行為の相談に対する指導及び助言の件数の数字を一般公表される予定はないでしょうか。

以上

別紙1
元バイトAKB梅澤愛優香氏経営のラーメン店、食材誤表示問題で全額返金へ 約2年2カ月分(よろず~ニュース) – Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec5dec13f531acea5734fa6316a1489a5b8f8e5e

別紙2
食品事業者による「消費者庁に申告しました」と記載されたお詫び文
お詫びとご報告|麺匠 八雲
http://www.yagumo-ramen.jp/report.html