人工甘味料と脳の老化促進との関係についての質問
25FSCW第3号
2025年12月20日
厚生労働大臣 上野賢一郎様
消費者庁長官 堀井奈津子様
消費者委員会委員長 鹿野菜穂子様
食品安全委員会委員長 山本 茂貴様
人工甘味料と脳の老化促進との関係についての質問
食の安全・監視市民委員会
共同代表 佐野真理子 山浦康明
低/ゼロカロリー人工甘味料と脳の老化促進
人工甘味料サッカリン、アスパルテーム、アセスルファムK、エリスリトール、キシリトール、ソルビトール、タガトースの7種を用いたコホート研究が行われたそうです。この研究はサンパウロ大学のクラウディア・キミエ・スエモト博士が行ったもので、ブラジル在住の12,772人(平均年齢52歳)を対象に、8年間にわたって追跡調査を行い、定期的な食事調査と認知テストで、思考力や記憶力の変化を測定したものです。
その結果人工甘味料を最も多く摂取した層では、最も少ない層に比べて認知機能の低下が62%早く進行していることが分かったそうです。この差を加齢に換算するとおよそ1,6年分に相当するとのことです。
しかしタガトースだけは認知機能との関連性を示さなかったとのこと。また糖尿病を患っている被検者において、人工甘味料の摂取と認知機能低下の関連がより強く現れていたとされています。
今回の研究は、人工甘味料と認知機能低下の因果関係を証明するものではないとされていますが、ここまで大規模な追跡調査で明確な関連性が確認された意義は大きいと評価されています。砂糖を減らす代償として脳の老化が早まるかもしれないという新たなリスクを提示したものとされています。
以上の観点から下記2点について回答を求めます。なお、回答は26年1月15日までにいただきたく、よろしくお願いいたします。回答は当会公式サイトに公開することを予めご了承ください。
1.この結果を受けて追加研究をされるか、何らかの対策を行う予定はありますか。
2.この研究結果に基づき添加物指定や規格基準の見直しなどを検討される予定はありますか。
以上

