中国製冷凍ギョーザによる被害事件での行政責任を問う

2008年1月30日
報道各位
食の安全・監視市民委員会
代表 神山美智子
新宿区西早稲田1-9-19-207
NPO法人日本消費者連盟気付
tel 03-5155-4765

中国製冷凍ギョーザによる被害事件での行政責任を問う
 本日、千葉県市川市の母子5人が同市内のスーパーでかった冷凍ギョーザによる食中毒で入院したとの報道があった。ギョーザには国内で使用禁止の有機りん系農薬メタミドホスが入っていたとのことである。このギョーザでは、すでに1月5日、兵庫県においてイトーヨーカ堂販売の同商品において食中毒が発生していたとのことであるが、この間、この情報は消費者には全く伝えられなかった。1月22日には千葉において保健所が農薬を検出していたにもかかわらず、本日の公表までに1週間以上もかかっている。

食中毒事件として、早急に汚染の可能性のある食品の流通をとめるべきであった。
このようなことが起こるのは由々しきことで、輸入検疫の手薄さが証明されたようなものである。それと共に、行政の速やかな公表を行わなかった行政の責任を問わなければならない。これでは消費者は安心して食べられない。原因を究明するとともに、再発防止に向けた措置をとるべきである。私たちは、ここに、厳しく行政の責任を問う。