「コアラのマーチ」に関する公開質問状

2014日消連第4号
14FSCW第7号
2014年9月9日
株式会社ロッテ
代表取締役社長 佃孝之様
特定非営利活動法人日本消費者連盟
共同代表 安達由起
大野和興
田坂興亜
食の安全・監視市民委員会
代表 神山美智子
「コアラのマーチ」に関する公開質問状
 日本消費者連盟は1969年の創立以来、「すこやかないのちを未来につないでいく」という理念のもと、食べものや環境などさまざまな問題に取り組んでいる消費者団体です。食の安全・監視市民委員会は、食の安全問題を調査し、政府や事業者に様々な意見・要望等を行うことを目的として、2003年に設立された市民団体です。

このたび貴社の商品である「コアラのマーチ」に関して、香港で販売されている同商品に表示されているトランス脂肪酸が1箱あたり約2g入っていることなどを知りました。ご存じのとおり、トランス脂肪酸の過剰摂取は心筋梗塞や狭心症を引き起こすと言われており、海外では表示が義務化されていたり、規制がされています。つきましては、以下質問いたします。お忙しいところ恐れ入りますが、9月19日までに文書にてご回答いただきますようお願い申し上げます。

1、日本で販売されている「コアラのマーチ」(以下、日本の商品)1箱あたりにトランス脂肪酸の含有量について教えてください。日本で販売されているラインアップ毎に違いがあれば、製品1箱当たり何g入っているかを銘柄毎に教えてください。

2、香港で販売されている「コアラのマーチ」(以下、香港の商品)には「ショートニング」と記載され、日本の商品には「植物油脂」としか記載されていません。日本の商品にはショートニングを使用していないのですか。

3、香港の商品には、色素として「E150d」と表示されていますが、このE150dは、発がん物質「4ーメチルイミダゾール」(4‐MI)を含むカラメル(Ⅳ)です。日本の商品にも、同じカラメル色素が使用されていますか。

4、香港の商品にはトランス脂肪酸や糖、コレステロールといった日本では表示されていない栄養成分表示がなされています。日本の商品にはなぜ表示しないのですか。

以上