ナタマイシンに係る食品健康影響評価における引用文献の資料請求について

05FSCW第11号
2005年11月30日

食の安全・監視市民委員会
委員長 寺田雅昭 様

食の安全・監視市民委員会
代表 神山美智子
東京都新宿区早稲田町75 日研ビル2階
日本消費者連盟気付

ナタマイシンに係る食品健康影響評価における引用文献の資料請求について

 ナタマイシンに係る食品健康影響評価については、2004年1月9日に開催された貴委員会添加物専門調査会(第4回会合)で、「ナタマイシンを添加物として定めることに係る食品健康影響評価」の審議 が開始されました。その後、2004年11月16日開催の同専門調査会第14回会合、2005年1月26日開催の同専門調査会第17回会合において審議が行われております。
食の安全・監視市民委員会は、ナタマイシンを添加物として認めることに懸念をもっており、専門研究者の協力を得て、当市民委員会としての評価作業を開始しました。
そこで、添加物専門調査会審議において配布された資料の中で、下記の文献を資料として読む必要があるとの意見が専門家から出されました。
食品安全委員会審議資料の開示につきましては、以前、貴委員会と消費者団体代表との懇談会席上において、当市民委員会から要望を提示したことがあります。また、貴委員会事務局閲覧コーナーにいても、企業秘密にかかわる資料以外は、市民団体が調査研究に使用する目的で請求する場合は開示するよう口頭で要望したという経緯があります。
下記資料開示について、再度、ご検討の上、回答されるようお願いします。

一 第4回会合議事次第 資料1-1 引用文献
9)栗飯原景昭他、乳、乳製品の成分検査法、微生物制御に関する調査研究(4)チーズの防かび物質の効果に関する調査研究。12-15、昭和59年度厚生科学研究報告書
二 第17回会合議事次第 資料1-1 引用文献
22)Raab WP .Natamycin(pmaricin). Its propeties and possibilities in medicine. Georg Thieme Publishers, Stuttgart(1772)
23)Khudokormoff B, Petru M. On the possible development of antibiotic resistance amongst by American Cyanamid Co., submitted to the WHO(1974).
43)Report of the Scientific Committee for Foodd of Natamycin (Opinion expressed 31 October 1979).