特別決議「体細胞クローン家畜を食品として認めないことを求める決議」
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厚生労働大臣 舛添要一様 農林水産大臣 若林正俊様 食品安全委員会委員長 見上彪様 |
特別決議「体細胞クローン家畜を食品として認めないことを求める決議」 |
4月1日、厚労省は体細胞クローン家畜食品の安全性に関して食品安全委員会に諮問しました。諮問の内容は、A4判の紙1枚に経緯が述べられているだけの、実に簡単なものでした。そこでは、過去に行われた厚労省と農水省の安全性評価の試験が示され、体細胞クローン牛に関して「従来の技術により産出された牛にはない特有の要因によって食品の安全性が損なわれることは考えがたい」「一般牛の生産物との間に生物学的有意差は認められない」という見解が述べられています。 さらには米国FDA(食品医薬品局)とEFSA(欧州食品安全庁)の評価結果を踏まえて「安全性に関する知見が集積された」ことで諮問する旨が記されているものの、体細胞クローン牛が抱える問題点については一切触れられていませんでした。 すでに出回っている受精卵クローン牛肉では、かなりの量が市場に出回っていますが、表示がないため私たちは選択できません。また、管理がずさんなため、行方不明の牛が多いという問題も指摘されています。政府はまず生産者・消費者の意見を聞くことからはじめるべきです。 | |
2008年4月26日 食の安全・監視市民委員会第6回総会参加者一同 |