抗議声明ならびに公開質問状 「汚染米の流通を規制できなかった政府の責任を糾し、 事態の早期解明を求めます」
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厚生労働大臣 舛添要一 様 農林水産大臣 太田誠一 様 |
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抗議声明ならびに公開質問状 「汚染米の流通を規制できなかった政府の責任を糾し、 事態の早期解明を求めます」 |
主にミニマムアクセス(MA)米3000トン以上の汚染米が食品メーカーに転売され、食品原料や食用米として流通していました。この事件は企業の違法な犯罪であり、その法的責任が問われなければならないことは言うまでもないものの、MA米の水際でのチェックができず、国内での米の横流しを規制できなかった政府の責任は重大です。私たちは今年一番の食の不安事例ともなったこの問題に対し、厚生労働大臣、農林水産大臣の責任を質すとともに、消費者の不安を取り除くためにも以下の項目に対し、9月末日までに明確に回答することを求めます。 | |||
記 | |||
1 MA米が輸入され、農水省から三笠フーズ株式会社、株式会社浅井、太田産業株式会社等に販売されるまで、どのような手続きがとられ、どこでどのような検査がなされていたのか。
2 MA米で違法なカビや農薬が見つかった米は通常、どこにどのように処理されているのか。 3 アフラトキシンが検出された米も、動物飼料に転用可能か。 4 工業用糊などに転用される米をなぜ食品加工会社に販売したのか。 5 工業用糊とは実際にどのように使われるのか。例えば家庭用の壁紙接着用などにも使われるのか。 6 事故米でないMA米が国内で食用に流通することはあるのか。 7 事故米が海外向け援助米として使われた実績はあるか。 8 米の入札、検査などにおいて、農林水産省は三笠フーズ(株)などに便宜を図ったと報道されているが、真実か。もしそうであるならばなぜそのような便宜を図ったのか。 9 厚生労働大臣及び農林水産大臣は今回の問題に対しどのように責任をとるのか。 | |||
以上 |