環太平洋連携協定(TPP)交渉からの即時脱退を求める意見書

13FSCW第9号
2013年12月26日
内閣総理大臣 安倍晋三様
農林水産大臣 林芳正様
経済産業大臣 茂木敏充様
TPP担当国務大臣 甘利明様
食の安全・監視市民委員会
代表 神山美智子
環太平洋連携協定(TPP)交渉からの即時脱退を求める意見書
  シンガポールで開かれたTPP閣僚会合が12月10日終了し、年内妥結は不可能であることが明らかになりましたが、来年にも事務レベルの交渉を続けるとされています。
しかしTPP交渉は秘密裡に行われ、国民にはその内容が知らされていません。また、これまで日本政府が主張してきたいわゆる聖域(コメ等農水産物5項目)の関税維持も困難であることは誰の目にも明らかです。

アメリカは医薬品や映画の著作権など、知的財産権保護など自国の利益を強く主張し続けています。また、私たちが特に求めている「食の安全」についても、規制の緩和を求めています。
このような状況下、わが国がTPP交渉に参加し続ける積極的な利益はなにも存在しません。
よって自民党の公約や衆参両院の農林水産委員会の決議に基づき、直ちにTPP交渉から脱退することを求めます。

以上